ドローンについて学んでいくにつれて、様々な専門用語を目にすることが多いと思います。
ですが、一つ一つ用語を覚えるのはしんどいと思います。
そこで今回は、ドローンを操縦する上でこれは覚えておいた方が良いという専門用語をまとめてみたので、参考にしてみてください。
- 1 ドローン操縦士が覚えておくべき専門用語
- 1.1 UAV
- 1.2 プロポ
- 1.3 ホバリング
- 1.4 チルトアップ・ダウン
- 1.5 マルチコプター
- 1.6 フェールセーフ機能
- 1.7 FPV
- 1.8 オートパイロット
- 1.9 GPS
- 1.10 GNSS
- 1.11 RTH
- 1.12 技適マーク
- 1.13 ロスト/ノーコン
- 1.14 モード
- 1.15 ペイロード
- 1.16 フリップ
- 1.17 ジンバル
- 1.18 ジャイロセンサー
- 1.19 HD・4K・8K
- 1.20 スロットル
- 1.21 エルロン(ロール)
- 1.22 エレベータ(ピッチ)
- 1.23 ラダー(ヨー)
- 1.24 当て舵
- 1.25 ローター(ブレード)
- 1.26 トリム
- 1.27 バインド
- 1.28 リポバッテリー
- 1.29 ヘッドレスモード
- 1.30 ジェスチャーコントロール
- 1.31 ジオフェンス機能
- 1.32 加速度センサー
- 1.33 気圧センサー
- 1.34 磁気(コンパス)センサー
- 1.35 IMU
- 1.36 リモートID
- 1.37 フライトコントローラー
- 2 まとめ
ドローン操縦士が覚えておくべき専門用語
ドローンを操縦する上で覚えておくべき専門用語40個紹介していきます。
UAV
無人航空機(Unmanned Aerial Vehicle)の略で、人間の操縦士が搭乗せず、遠隔操作または自律的に飛行する航空機の総称のこと。
プロポ
プロポーショナルコントローラの略。
ラジコン機器の一種で、ドローンを遠隔操作するための操縦装置のこと。
ホバリング
ドローンがある一点で垂直に浮遊することを指し、風向や位置を維持しながら静止する飛行状態を指します。
チルトアップ・ダウン
ドローンのカメラを上下に動かすこと。
カメラを上げることをチルトアップ、下げることをチルトダウンと言います。
マルチコプター
3つ以上の回転翼(ローター)を搭載した回転翼機のこと。
フェールセーフ機能
異常時に安全を確保する機能のこと。
例えば、通信が途切れた時に自動的に離陸地点に戻るなど、制御システムが問題を検出した場合に機体を保護する便利な機能です。
FPV
First Person View(ファースト・パーソン・ビュー)の略のことです。
一人称視点ということで、簡単に言うと、ドローンから見た視点を直接的に操縦者が付けているゴーグルに映し出すことができるんです。
鳥になった気持ちで飛行を楽しむことができます。
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オートパイロット
自動操縦システムのことでプログラムすることで指定した飛行経路を自動で飛行してくれます。
GPS
全地球測位システム(Global Positioning System)の略のこと。
衛星からの信号を利用して位置情報を測定し、航空機の正確な位置や速度を判断するために使用されます。
GNSS
グローバルナビゲーション衛星システム(Global Navigation Satellite System)の略のことです。
GPSを含む複数の衛星測位システムを統合したシステムのことです。
RTH
Return to Homeの略のことでドローンが事前に設定されたホームポイントに自動的に帰還する機能のことです。
技適マーク
技術基準適合証明の表すマークのことです。
この証明があると、電波法で定めている技術基準をクリアしている無人航空機であることを証明します。
ロスト/ノーコン
無人航空機が何かしらの障害で遠隔操作信号を受信できなくなり、操縦できなくなることを指します。
モード
無人航空機を操縦するプロポの操縦方法のこと。
このモードには1~4あり、モードによって操縦方法が変わります。
例えば、モード1の場合は、左スティックの上下が前後移動になりますが、モード2の場合は、上昇・下降になります。
このようにモードによって操作方法が大きく変わってきます。
ペイロード
最大積載量のことで簡単に言うとドローンが運べる可能な重量のこと。
このペイロードの値はドローンを使って貨物を運んだりするときに見られます。
フリップ
機体の軸周りに高速で360度回転する動作のこと。
トイドローンなどの家の中で飛行できるドローンに操作機能として付いてます。
こちらのドローンは、ボタン一つ押すだけでフリップできます。
ジンバル
カメラの振動やブレを軽減するために使用される装置。
カメラの姿勢を安定させる役割を果たしてくれるため、ドローンが風などで振動したとしてもブレずに安定した空撮を楽しめます。
ジャイロセンサー
旋回や傾斜を検知するセンサーのこと。
加速度計や角速度計などを使用して、ドローンの姿勢や動きを計測します。
HD・4K・8K
映像や写真の画素数・解像度を表す言葉になります。
この画素数が大きくなるほど画質が上がります。
- HD:1920×1080
- 4K:3840×2160
- 8K:7680×4320
スロットル
機体の上下の動きのこと。
モーター全て回転数を上げると上に上がり、下げると下に下がります。
エルロン(ロール)
機体の左右の動きのこと。
右に傾けたい場合は、左の回転数を上げる、逆に左に傾けたい場合は、右の回転数を上げる。
エレベータ(ピッチ)
機体の前後の動きのこと。
前に進みたい場合は、後部の回転数を上げる、逆に後ろに進みたい場合は、前部の回転数を上げる。
ラダー(ヨー)
機体の旋回する動きのこと。
左に旋回したい場合は、左前と右後ろの対角線に回転数を上げる、逆に右に旋回したい場合は、右前と左後ろの対角線に回転数を上げる。
当て舵
機体の動きの反対方向に舵をきること。
例えば、風が来て右にドローンが流されたときに安定させるために反対方向の左に舵をきることで、機体をふらつかせずに安定させることができます。
ローター(ブレード)
マルチコプターやヘリコプターなどの回転翼機械の一部で、ドローンを浮上させたり、前後左右に動かせる役割を果たす。
トリム
ドローンの動きバランスや姿勢を微調整し、安定した飛行を実現できる機能のこと。
バインド
プロポとドローンを上手く接続することを指し、プロポから発した電波をドローン本体に搭載されてる受信機で上手く受信しなければならない。
リポバッテリー
リチウムポリマーバッテリーの略です。
ドローンなどの無人航空機に使用される軽量で高容量の充電式バッテリーで、国内で販売されているドローンのほとんどはこのバッテリーを使用している。
ヘッドレスモード
ドローンの前方の機首がどの方向に向いてても、常にプロポのレバーと同じ方向に機体が動いてくれるモードのこと。
例えば、機首が右に向いていても、プロポで右に舵をきれば、右に進みます。
このモードにより、初心者でも簡単にドローンでの飛行が楽しめるんです。
ジェスチャーコントロール
ボディや手の動きによってドローンを操作する方法。
ジェスチャー認識技術を使用して、特定の動作やポーズに応じて機体を制御します。
ジオフェンス機能
飛行範囲を制限する機能。
事前に指定された領域から航空機が逸脱すると警告を発したり、自動的な制御が行われます。
この機能を使うことで、飛行禁止エリアに入らないように自動で設定できるので、操縦者も安心して飛行することができます。
加速度センサー
ドローンの加速度を検知するセンサー。
機体を安定して飛行させるために必要なセンサーの一つです。
気圧センサー
大気圧の変化を検知するセンサー。
高度の変化を計測し、ドローンの高度制御に使用される。
磁気(コンパス)センサー
加速度センサーと磁気センサー、ジャイロセンサーから収集したデータを統合し、地磁気の変化を検知するセンサー。
方位の変化を計測し、航空機の方向制御に使用される。
IMU
慣性計測装置のことで、加速度センサーやジャイロセンサーなどを統合した装置のこと。
あらゆるセンサーを利用して位置や姿勢、高度などを推測します。
リモートID
無線操縦装置に割り当てられる一意の識別子。
ドローンなどの航空機の識別や追跡に使用されます。
フライトコントローラー
ジャイロセンサーや気圧センサー、加速度センサー、GPSなどあらゆるセンサーから得た情報を処理し、機体の制御を行う大事な役割を行います。
まとめ
今回は、ドローンの覚えておくべき専門用語についてまとめてみきました。
紹介した専門用語を理解することで、機体の説明書の理解が深まるだけでなく、国家資格の取得に向けた講習も円滑に進むこと間違い無いでしょう。
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