FPVドローンは免許が必要!?免許の種類や開局申請の流れについて

FPVドローンは免許不要!?室内で飛行する場合は電波法に触れない??

  • 2022年10月21日
  • 2023年12月13日
  • FPV
FPV FPVドローンは免許が必要!?免許の種類や開局申請の流れについて

FPVドローンを飛行させる際、免許って必要なの??

FPVドローンを飛行させる際に気になるのが、免許が必要かどうかですよね。

どんな免許が必要でどうやって取得するのか気になる人も少なくないでしょう。

そこで、今回は、FPVドローンを飛行する際に免許が必要かや必要な場合どんな免許を取得すれば良いのかなどを紹介していきます。

この記事を最後まで読むことでFPVドローン初心者が疑問に思う以下の3つについて理解することができます。

  • 免許は必要??
  • 免許にはどんなのがあるの??
  • 開局申請ってどうやるの??
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FPVドローンを飛行させる上で免許は必要??

結論から言うと、必ず必要なわけではありません

2.4GHz帯の電波を利用する場合や技術適合(技適)マークのあるFPVドローンを使っている場合、免許は必要ではなく、ドローン購入後すぐに飛ばすことができます。

空撮用のドローンなどは技適を受けているものが多いのであまり心配はないですが、レース用のドローンは購入の際注意してください。

ただ、免許が必要な場合もあります。

それは5GHz帯の電波を利用する場合で、5.8GHz帯の電波を使いつつ、趣味等でドローン飛行させる場合はアマチュア無線技士4級の免許が必要で、5.7GHz帯の電波を使いつつ、商用などで収益を得る場合は第三級陸上特殊無線技士の免許が必要になります。

FPVドローンの免許にはどんなのがある??

FPVドローンの免許には大きく以下の2つがあります。

  • 陸上特殊無線技士
  • アマチュア無線技士

それぞれどんな免許なのか紹介していきます。

陸上特殊無線技士

無線従事者の一つで、第一級から第三級と国内電信級の4つからなります。

等級により扱える範囲は異なり、一級になるほど扱える通信の範囲は広がります。

第三級:警察・消防・鉄道・タクシー無線などの地上波の通信に限定

第二級:第三級の範囲に加え、海上・航空無線航行用以外の無線標定用のレーダーなどの技術操作が可能

第一級:第二級までの範囲に加え、電気通信事業や放送事業用の固定局などの、第二級三級では扱えない無線局の技術操作

国内電信級:船舶・航空無線以外のモールス電信による国内通信操作が可能です。

日本無線協会が年3回(6月10月2月)実施する国家試験に合格しなければならず、合格率に至っては第二級、第三級は80%前後、一級に関しては40%辺りを推移しています。

アマチュア無線技士

陸上特殊無線技士と同様に無線従事者の一つで、第一級から第四級までの4つからなり、一級になるほど扱える通信の範囲は広がります。

アマチュア無線技士は国家資格ですが、第四級から第二級までは国家試験を合格せずとも、総合通信局長の認定を受けた団体が実施する養成課程を受けた者であれば、資格を与えてもらうことができます。

操作範囲もアマチュアとだけあって、陸上特殊無線技士ほど高等な技術操作は行えず、無線のみ扱えると思ってもらえると分かりやすいです。

ドローンで必要な第四級の合格率は80%前後です。

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アマチュア無線技士4級はドローンを操縦する上で必要なの??

FPVドローン初心者はどっちを取得すれば良い??

正直、どっちも取得する必要はないかなと思います。

技適を受けたメーカーからのドローンも販売されているので、それらを購入して使用する方が難しいことを考えずにドローン飛行を楽しむことができると思います。

もちろん先ほども説明した通り、5GHz帯の電波を使って撮影したいなどこだわりがあるのであれば、趣味(アマチュア無線技士)、商用(陸上特殊無線技士)に注意して、取得することをお勧めします。

ですがその場合、詳しくは後述しますが、免許を取得するだけでなく無線局の開局もしなければならないということを覚えておいてください。

免許を取得したら開局申請が必要!?

ドローンに使われている主な電波は2.4GHz・5.7GHz・5.8GHzになります。

このうち、2.4GHz帯の電波を使用するのであれば免許・開局は必要ないのですが、5.7GHz・5.8GHz帯を使用するのであれば、免許・開局の両方が必要になってきます。

5.7GHz 5.8GHz
資格 陸上特殊無線技士 アマチュア無線技士
用途 主に収益を得るような商用で利用 主にドローンレースなどの趣味で利用

もし5GHz帯の電波を使ってドローンを飛ばす予定のある人は、それぞれの用途に見合った資格の取得と無線局の開局を忘れずにしてください。

これらを怠って無線電波を使用した場合、電波法違反となり罰則を受けることになるので、一人一人が気をつけてドローンライフを送りましょう。

開局申請の流れ

ここではアマチュア無線技士の開局申請の流れを簡単に説明させていただきます。

開局申請の流れ(電子申請)
  • STEP1
    新規ユーザー登録
    アマチュア無線技士の免許を用意し、必要な情報を打ち込むことでユーザーIDとパスワードを発行

  • STEP2
    申請・届出
    新規ユーザー登録を完了するとハガキで以下の3つの情報が送られてきます。

    1. 問い合わせ番号
    2. ユーザーID
    3. 初期パスワード
  • STEP3
    手数料の支払い
    申請書を送信後、審査が行われて不備がなければ納付通知メールが届きます。

    1. 問い合わせ番号確認
    2. 納付情報照会で3つの番号を確認(③で必要になるので、メモしておくと良い。)
    3. ATM(ATM支払い参照)またはインターネットバンキング()で支払い

    ②の3つの番号は以下になります。

    ・収納機関番号
    ・納付番号
    ・確認番号

  • STEP4
    免許状の受取
    申請の時に選択した受取方法には以下の3つの方法があります。

    1. 返信用封筒別送を選択した場合
    2. 窓口受領を選択した場合
    3. 送料受取人払いによる受取を選択した場合

FPVドローンを室内で飛行させる場合も電波法に触れる??

FPVドローンを室内で練習や撮影などで活用したい方も少なくないでしょう。

ですが、室内で利用する場合も免許が必要なのか気になりますよね。

残念ながら、FPVドローンは5GHz帯を使用する場合、室内だろうが、屋外だろうが関係なく、免許の取得と開局申請が必要になってきます。

ただし、室内の場合、国交省への特定飛行の申請などは不要になります。

FPVドローンを室内で飛行するメリット

FPVドローンを室内で飛行するメリットは以下の3つになります。

  • 航空法を気にしないで飛ばせる<
  • 紛失をする心配がない
  • レースの練習などに最適

航空法を気にしないで飛ばせる

航空法が適用されるのは屋外だけなので、屋内のドローン飛行は規制対象外で許可なく飛ばすことができます

ということは、国土交通省の許可や申請もする必要がないので面倒な手続きなどもないですし、DID地区(人口密集地帯)においても、屋内であれば航空法は適用されないので気にせずドローンを飛ばせます。

そして上部などが簡易的なネットなどで包囲されていれば、屋外であっても屋内として認められるため、これも航空法の規制対象外になり許可を必要としません。

なので、屋内であれば細かいことを気にせずドローンを飛ばすことができるので練習するにはうってつけの場所となります。

紛失をする心配がない

これは一番のメリットではないでしょうか。

ドローンを飛ばす上で危惧することのほとんどは機体の紛失や故障だと思います。

ドローンは楽しく、便利な道具、趣味になりますが、少しでも性能を良いものを購入しようと思えば、高価な買い物になり、一つの操作ミスで紛失、故障と隣り合わせでもあります。

今となっては、それらを避けるための制御機能など常備され始めましたが、機械なので必ず安全や誤作動が保証されるものでもありません

室内であれば、少なからず紛失は免れることができるので、思い切った操縦ができ、ドローン飛行を楽しむことができます。

レースの練習などに最適

ドローンは空撮だけでなく、レースという楽しみ方もあります。

その需要もあってか、近年、室内のドローン練習場でレース専用のフィールドが用意されたり、使われなくなった倉庫を利用して貸し出したりなど、いろんな工夫して練習場が提供され始めました。

室内ドローン練習場では、コーンを置いたり、上からポールなどをぶら下げて障害物と見做していたり、使われなくなった倉庫では、元々ある倉庫の柱や棚、物を利用してレースさながらの空間を創り出していたり、実践形式での練習をすることができるようになっています

なかなか個人ではそういう空間を作ることができないので、とてもありがたいです。

FPVドローンを室内で飛行するデメリット

FPVドローンを室内で飛行するデメリットは以下の2つになります。

  • 景色が撮れない
  • 室内の物にぶつけるリスクがある

景色が撮れない

ドローンと言えば、空撮です。

室内であれば許可、申請なしで練習はできてありがたいですが、街並みや綺麗な景色を撮影することができないので、少し物足りなく感じてしまうこともあると思います。

ですが、街並みや綺麗な景色、自分で撮影したいものがあるのであれば、自信が持てるまで練習場でドローン操縦の腕を磨き、いち早く屋外に出れるように訓練しましょう。

室内の物にぶつけるリスクがある

室内だと、壁や物にぶつけるリスクが格段に上がります。

中には障害物感知センサーがついているものもありますが、前後だけであったり、上下だけであったり、劣化モデルになるとそもそもがセンサーの付いてなかったりするものもあります。

どうしても室内だと大きい面積を取れる場所も限られてくるので、屋外のように開放的ではないので仕方のないことですが、ぶつけるということはその分、故障するリスクも増えるということです。

紛失に関してはリスク軽減されていると思うので安心ではあります。

今で故障や紛失に対して、補償もしっかりしているので安心ではありますが、ぶつけないことに越したことはありませんし、故障ももってのほかです。

免許不要でFPVドローンを飛ばす方法

ここまでFPVドローンの免許の必要性について紹介してきましたが、冒頭でも説明した通り、2.4GHz帯を利用したFPVであれば、免許や開局申請不要でドローンを飛ばすことができます。

2.4GHz帯の中でもオススメの機体が、LEGGERO FPVです。

FPVの機体は基本的に海外製が多く、説明書を読んでも中々理解できなかったりすることが多いですが、ジーフォースは日本製で説明書も日本語で書かれているため、初心者にもオススメです。

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