アマチュア無線技士4級はドローンを操縦する上で必要なの??

アマチュア無線技士4級はドローンを操縦する上で必要なの??

ドローンを操縦する上でアマチュア無線技士の資格は必要なの??

このように疑問に思っている方も少なくないでしょう。

また、そもそもアマチュア無線技士ってどんな資格なのか気になる方も多いと思います。

そこで、今回は、実際にアマチュア無線技士4級を取得した私が、ドローンを操縦する上でこの資格が必要なのかや取得することでどのようなメリットがあるのかなどを紹介していきます。

この記事を最後まで読むことでアマチュア無線技士4級について興味のがある方が気になる以下の3つについて理解することができます。

  • アマチュア無線技士4級を取得するメリットって??
  • ドローンを操縦する上でアマチュア無線技士4級は必要??
  • アマチュア無線技士4級の難易度は??

ドローンを操縦する上でアマチュア無線技士の資格は必要??

ドローンを操縦する上でアマチュア無線技士の資格は、条件により必要となります。

趣味としてドローンレースの機体を操縦する場合には、アマチュア無線の免許が必要です。

ドローンレースの機体は、FPVドローンと言われます。

FPV(First Person View)ドローンはドローンにカメラがついており、ドローン視点の映像を見ることができます。

ドローン視点の映像はプロポに付属した画面に映し出されたり、ゴーグルを通して映像を確認できます。

この画像を転送するにあたっては、5.8Ghz帯の電波を使用します。

この5.8Ghz帯の電波を使用するために、アマチュア無線の免許が必要となるのです。

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アマチュア無線技士4級を取得するメリット

アマチュア無線技士4級は趣味で、無線通信を楽しむことができます。

アマチュア無線技士4級は初級の資格ですが立派な国家資格で、FPVドローンには必要な資格です。

趣味として無線通信を楽しめる

アマチュア無線技士4級のメリットとして、趣味として手軽に無線通信を楽しめるところにあります。

それこそ5.8Ghz帯のドローンであれば、趣味として楽しむことができます。

アマチュア無線には第1級から第4級までの4つの資格があり、それぞれ操作範囲内において無線設備の操作が可能です。

特にアマチュア無線技士4級は初級の資格でもあり、アマチュア無線の資格の中でも簡単に始めることができます。

4つあるアマチュア無線の資格と操作範囲については下記のとおりになっています。

各アマチュア無線資格の操作範囲
アマチュア無線資格 操作の範囲
第1級アマチュア無線技士 アマチュア無線局の無線設備の操作
第2級アマチュア無線技士 アマチュア無線局の無線設備の操作(200ワット以下)
第3級アマチュア無線技士 アマチュア無線局の無線設備の操作(50ワット以下で18MHz以上又は8MHz以下)
第4級アマチュア無線技士 アマチュア無線局の無線設備(無線電信を除く)の操作(20ワット以下で30MHz超もしくは10ワット以下で21MHz以上30MHz以下又は8MHz以下)

アマチュア無線技士4級の操作範囲を詳しく見ると、アマチュア無線局の無線設備で次に掲げる操作(モールス符号による通信を除く)となっています。

  • 空中線電力10W以下の無線設備で、21メガヘルツから30メガヘルツまでまたは8メガヘルツ以下の周波数の電波を使用するもの
  • 空中線電力20W以下の無線設備で30メガヘルツを超える周波数の電波を使用するもの

コールサインを得れる

2つめのメリットとしては相当資格制度を利用することにより、アマチュア無線の資格が得られ、無線機を購入して開通申請すれば、コールサインを得ることができます。

アマチュア無線技士4級のコールサインは自分だけのものであり、世界でたった一つのものです。

無線通信にあたっての自分の名前になります。

アマチュア無線の下記の表に該当する業務用無線技士の資格を所有する人は、新たにアマチュア無線試験を受験をしなくても相当するアマチュア無線の免許を取得することが可能です。

申請することによりアマチュア無線を開設し、コールサインが付与され無線通信をする事ができるのです。

業務用無線技士が取得できるアマチュア無線資格
業務用無線技士の資格 アマチュア無線資格
第1級海上無線通信士 第4級アマチュア無線技士
第2級海上無線通信士
第4級海上無線通信士
航空無線通信士
第1級陸上無線技術士
第2級陸上無線技術士
第3級総合無線通信士 第2級アマチュア無線技士
第1級総合無線通信士 第1級アマチュア無線技士
第2級総合無線通信士

ドローンレースに参加できる

アマチュア無線技士4級の資格があれば、ドローンレースに必要な無線資格も満たしています。

市販のおもちゃドローンを操縦するには無線の資格が必要ありませんが、条件によりアマチュア無線又は業務用の無線資格が必要です。

ドローンレースなどで利用されるドローンは冒頭で紹介したFPVのドローンがほとんどで、アマチュア無線資格4級を取得することで5.8Ghz帯のドローンを使ってドローンレースに参加できます。

個人使用ならばアマチュア無線の資格となり、利益を目的とする場合は業務用の無線の資格が必要になります。

アマチュア無線技士4級を取得するデメリット

アマチュア無線技士4級にも、デメリットはあります。

アマチュア無線技士4級は、趣味での使用に限られています。

また、同じ通信手段の携帯電話と比べると、以下のデメリットがあります。

ドローンの仕事としてあまり使えない

アマチュア無線技士4級のデメリットとしては、仕事で使用する事が出来ません。

アマチュア無線技士4級は、あくまでも趣味として無線を使用することができる資格です。

つまり金銭上の利益のためではなく、個人で無線を楽しむものとなります。

ドローンの操縦で無線免許が必要となり、その行為が金銭上の利益に結びつく場合には、業務用に相当する免許が必要となります。

業務で利用したい場合は、第三級陸上特殊無線技士の資格が必要となります。

開局までに時間がかかる

2つ目のアマチュア無線のデメリットとして同じ通信手段で使われている携帯電話と比較すると、開局までに時間と手間がかかります。

携帯電話がなかった時代、アマチュア無線が手軽に無線通信ができる手段でした。

現在では携帯電話があり、購入すればすぐに手軽に相手と会話ができます。

アマチュア無線の場合は試験に合格する必要があり、無線機を購入した後も開局の手続きが必要です。

また携帯電話では基地局の利用により通信が限定される範囲はほぼ問題ありませんが、アマチュア無線の場合は使用する周波数帯や無線機の出力にもよりますが、通信ができる範囲が限られるデメリットがあります。

アマチュア無線技士4級の取得にかかる費用は??

アマチュア無線技士4級の取得にかかる費用は受験する方法により異なり、5100円~23500円の幅があります。

アマチュア無線技士4級の資格を取得するには、次の3つの方法があります。

  • 講習会に参加して、講習終了後の修了試験に合格する
  • 養成課程eラーニングを受講して、終了後にCBT方式の試験に合格する
  • 直接CBT方式の国家試験を受験して合格する

講習会

講習会の費用は実施する団体や受講する年齢により異なりますが、9850円から23500円の幅があります。

講習会の費用
・18歳以下 :9850円
・ 一 般 :23150円

 

講習会は3つある資格取得方法のうち費用が1番高くなりますが、国家試験が免除されて資格取得を目指すことができます。

講習会終了後の試験を受けて、合格すれば資格を取得できるのです。

認定を受けた団体が実施する、講習会を受けるようにします。

eラーニング

次にeラーニング講習の場合です。

eラーニング講習の場合の費用も年齢により差があり、以下の通りです。

eランニングの費用
・16歳未満 : 11200円
・20歳未満:13800円
・一  般 :21500円

eラーニング講習はネットで申込みを行い、好きな時間にネットで受講します。

eラーニング講習修了後は、CBT方式により試験を受けることができます。

直接国家資格を受ける

最後に直接国家試験を受験する場合の費用です。

CBT方式による受験となり、受験料は5100円となります。

3つある受験方法のうち、1番低コストで受験できます。

アマチュア無線技士4級の難易度は??

結論から言うとアマチュア無線技士4級の難易度は、低いです。

受験条件もなく、小学生でも合格することができます。

2020年の合格率はなんと80%以上ととても高く、アマチュア無線技士の中でも一番難易度が低い資格です。

アマチュア無線技士4級の資格を取得するには講習会や養成課程eラーニング、国家試験で受験します。

講習会では試験問題のポイントについて解説してくれますし、養成課程eラーニングでは講義中に試験問題と同様な問題が出されます。

直接国家試験を受験する場合においても試験の内容は簡単で、小学生でも合格することができます。

アマチュア無線技士4級は独学でも受かる??

アマチュア無線技士4級は、独学でも合格が可能です。

直接国家試験を受ける場合は、完全に独学での勉強方法になります。

講習会やeラーニング講習で資格取得をめざす場合は、ベテラン講師の方が丁寧に教えてくれるのです。

特に講習会は日程が合わないときは参加できず、eラーニング講習か直接国家試験を受験して資格をとる方法になります。

独学の勉強方法としては、参考書などを購入して勉強をします。

しかし、試験の内容は小学生でも合格できるレベルですので、独学でも合格可能です。

アマチュア無線技士4級の勉強時間は??

アマチュア無線技士4級の勉強時間は、最低2日間は必要です。

1番最短の資格取得方法は講習会を2日間受講して、修了試験に合格すればよいのです。

講習会は日本各地で土曜日と日曜日の2日間実施され、近くの会場で受講できます。

ただし、講習日と申し込み期間、定員が決まってますので注意しましよう。

講習会のメリットは最短の勉強時間でなおかつ高い合格率で資格取得できますが、デメリットとして講習会の場所、日時の制限があります。

独学で勉強する場合は、人によりますが、私の場合は20時間ほどでした。

なので1週間毎日3時間ほど勉強すれば、受かるレベルとなります。

アマチュア無線技士4級に合格するコツ

アマチュア無線技士4級の試験対策としては原則、過去問題を繰り返し解くことです。

本番の試験では、過去問と同じ問題が出題されるのです。

繰り返し過去問題を解いて、問題と解答を暗記しましょう。

それでは資格取得方法別のそれぞれの合格するコツを見ていきます。

講習会での合格するコツ

講習会では、講師の指導をしっかり聞いておくことが合格するコツです。

アマチュア無線技士4級の講習会は、いくつかの団体で実施されています。

受講科目と時間は、法規を6時間・無線工学を4時間実施して最後に修了試験です。

最後の修了試験に合格すれば、資格を取得できます。

受講科目の法規と無線工学の受講中は、ベテラン講師の方が分かりやすく指導してくれます。

講師の方が「ここはポイントだよ」と試験に重要なところを指導してくれるのです。

よって、講習中は講師の方の指導をしっかり聞いておきましょう。

eラーニング講習での合格するコツ

eラーニング講習では、項目ごとに模擬試験が行われます。

その模擬試験を重点的に勉強しておくことが、合格するコツです。

eラーニング講習は、時間や場所に制限されることなく学習することができます。

講習方法は、講師の動画を視聴することにより学習するのです。

そののち項目ごとに模擬試験が行われ、合格すると次の項目に進むことができます。

法規の動画を全て視聴すると法規の判定試験がおこなわれ、無線工学を受講することができます。

無線工学の動画視聴と模擬試験・判定試験へと進んだのちに、修了試験を受けるのです。

eラーニングでは、法規・無線工学の模擬試験や判定試験を重点的に勉強しておきましょう。

直接国家試験を受験して合格するコツ

直接国家試験を受験する場合、合格のコツは参考書選びです。

参考書では予想問題集を購入して、その問題をひたすら勉強するのです。

直接国家試験を受験する場合は、自分で参考書を購入して勉強します。

試験の問題は過去の問題から出題されますので、過去の問題集や予想問題集を購入します。

試験問題数は法規12問・無線工学12問です。

試験時間は60分で、それぞれの科目は60点満点で40点以上が合格です。

直接国家試験を受験する際の合格率は講習会などにくらべると低いですが、試験問題は過去の問題から出題されるので問題集を徹底的に勉強します。

アマチュア無線技士4級はどんな人にオススメ??

アマチュア無線技士4級は、低年齢から高年齢の方まで趣味で無線を楽しみたい人におすすめです。

昔は、「趣味の王様」として親しまれてきました。

また最近ではドローンの世界においてトイドローンの操縦には無線の資格は必要ありませんが、FPVドローンを趣味で楽しみたい人にはアマチュア無線技士4級は必須の資格です。

FPVドローンは映像をリアルタイムで見ることができ、臨場感にとてもあふれています。

まるで自分がドローンに乗って操縦をしているかのような感覚で、迫力のある映像を見ながらFPVドローンを操縦できるのです。

FPVドローンはドローンレース以外に空撮も楽しむことができて、まるで自分が鳥になったような映像が楽しめるのです。

アマチュア無線技士と一緒にドローンの資格も取得しよう

今後ドローンを使った事業もますます発展していき、ドローンパイロットも需要が見込まれます。

この機会にアマチュア無線技士4級に加えて、ドローンをまず趣味から始めてみるのも良いでしょう。

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訓練後に試験に合格すれば、UAS Level2技能認証カード10時間飛行履歴証明書が発行されます。

これらを持っておくことで、ドローンを飛行させる際に国土交通省へ申請する手続きが一部免除されたり、国家資格を取得する際の金額が安くなったりするメリットを受けれます。

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