「ドローンエンジニアって将来性あるのかな…」
「ドローンで生活していけるのか年収についても知りたいな…」
ドローンがあらゆるところで普及してきて興味を持っている方もいるでしょう。
そこで今回は、ドローンエンジニアの将来性や年収について紹介していきます。
この記事を最後まで読むことで以下の3つについて理解することができます。
- ドローンエンジニアとは??
- ドローンエンジニアの将来性や年収
- 未経験でもなれるのか??
ドローンエンジニアとは??
最先端技術であるドローンは、現在社会の至るところでその仕事を変革し、社会生活に貢献しています。
その範囲は、テレビ番組や映画、プロモーションビデオで使用される空撮、橋梁や工場、擁壁などの点検・測量、物流、農薬散布、災害ととどまるところを知りません。
そのドローンの開発を担う職業こそ、ドローンエンジニアといい、ドローンは今後もさらに多くのシーンで利用され、その市場は拡大されていくことが予測されています。
この市場拡大に伴い、ドローンエンジニアの需要も拡大されていくことでしょう。
この記事では、ドローンエンジニアとはどのような仕事なのか?将来性や年収などについて詳しく解説いたします。
ドローンエンジニアの仕事内容
近年ドローンは家電量販店でも購入できるようになりましたが、これらは主に趣味の領域で楽しむ民生用ドローンであり、産業用ドローンとは大きく異なります。
産業用ドローンは、用途に応じて機能を追加するカスタム開発が中心です。
重量物の運搬や高精度カメラの設置など、ニーズに合わせてドローンをカスタマイズするのがドローンエンジニアの仕事です。
また、ドローンは本体部分の「ハードウェア」と制御プログラムの「ソフトウェア」の2つに分けることができ、ドローンエンジニアは、企画から実装、検証までドローン開発全般に携わるため、広い視野で開発に取り組むことが求められます。
一言でドローンエンジニアといってもその実態は複数の業務に分かれており、ここでは大きく4つの仕事について解説します。
企画
企画はドローンの使い方に応じて機体に搭載するコンセプトや搭載するプログラム、ハードウェアなどをどのようにするかを企画します。
ユーザー要件を確認し、これらに必要となる機能・非機能要件をまとめたうえで、最終的に要件定義としてまとめ上げるのが企画業務の役割となります。
また、時にはドローンを使って、新たな利用方法を模索し、世の中に提案していくことも企画業務の一環といえるでしょう。
農薬散布がラジコンヘリからドローンに置き換わったように既存業務を鑑みたうえで、ドローンを用いてどのように変革をおこしていくか考えることも企画業務の一環といえます。
この通り、企画はこの後の開発業務の根幹となる為、ドローン開発の中でも非常に重要なポジションといえます。
ソフトウェア・ハードウェア設計
企画により機能・非機能要件が確定したら、次は設計になります。
設計では、要件を元に具体的な機能をどう実現するかを技術的な設計をして行なっていきます。
設計は大きくソフトウェア、ハードウェアの2つに分類され、ドローンの自動制御や動きなどをコントロールするためのソフトウェア設計は、いわゆるソフトウェア開発スキルを必要とします。
これに対し、ハードウェア設計はドローンそのものの構造やカメラ、アームなどの付属品などをどのように実装するかといった設備開発系の知識を必要とするため、それぞれに求められるスキルは異なります。
ただし、ドローンはソフトウェア、ハードウェアが連携して初めて動作することから、どちらか一方の知識だけでなく双方を踏まえたバランスの良い知見は必要となるでしょう。
検証
ドローン本体とプログラムが完成したら、次は検証です。
期待通りに飛行できるか、プログラムが期待どおりに動作するかを検証してデータを収集します。
問題があれば改善し、完成度をあげていきます。
この仕事に正解はありませんが、より良いドローンを開発するという強い志は必要でしょう。
実装
検証が完了したら、最後は製品化に向けた最終実装です。
問題や困難に遭遇することもありますが、それらを一つ一つ解決してドローンを完成させていきます。
実装にあたっては、世界のトレンドや最新技術を取り入れながら、ユーザーフレンドリーな機体の開発を目指します。
ドローンエンジニアに求められるスキルとは??
それでは、ドローン開発をするためにどのようなスキル・資格を必要とするのでしょうか?
実はドローンエンジニアになるために必要な資格はありません。
ただし、ソフトウェア開発には、C、C++、Python などのプログラミング言語の使用が含まれるため、情報系の専門学校や大学に進学した方が良いでしょう。
また、ハードウェア開発には航空工学、材料力学、電子工学などの専門知識が必要となるため、理工系の専門学校や大学で知識を習得することをお勧めします。
ドローン技術者になるために必要な資格はありませんが、無人航空従事者やJUIDAが発行する「操縦技能証明書」や「安全飛行管理者証明書」を取得すれば、ドローンの操縦やドローンの仕組みに関する知識が身につきます。
ドローンエンジニアは必ずしもドローンの操縦が上手である必要はありませんが、ドローンの仕組みを深く理解することで開発に活かすことができます。
また、ドローンは空撮、検査、測量、農業、物流など様々な業界で使われている技術ですので、これらの業界の知識を持っておくことをお勧めします。
ドローンエンジニアの収入は??
日々需要が高まるドローンエンジニアですが、年収はどの程度なのでしょうか?
日本におけるドローンの仕事の平均年収は350万~560万円と言われていますが、ドローン業界はまだまだ発展途上にあるため、年収市場は流動的です。
転職情報を提供する求人BOXに掲載されている求人を確認したところ、平均年収は480万円前後となっています。
国税庁の民間給与実態調査によると、2018年の日本の平均年収は約441万円となっていますので、ドローンエンジニアの平均年収は平均以上といえるでしょう。
ちなみに、ドローンエンジニアや企画系の仕事は年収が高く、500万~700万円以上とさらに高収入のようです。
ドローンは将来、私たちの生活に欠かせないものになるでしょう。
そのため、ドローンの開発やインフラ整備が活発に行われることが予想され、ドローン業界で働く人は今後さらに増えることが予想されます。
この段階からドローン業界に携わることで、今後のドローン市場の拡大に合わせて高収入を期待できるかもしれません。
ドローンエンジニアの将来性
比較的高収入を狙えるドローンエンジニアですが、将来性はあるのでしょうか?
ドローン業界に関する多くのレポートを発行しているDRONE INDUSTRY INSIGHTS(DRONEII)によると、ドローン業界は今後も大きく成長し続けるといわれています。
具体的には、市場規模は2020年の225億ドルから2025年には428億ドルへと、今後5年間で倍増すると予想されています。
特に、産業面での成長率が高く、あらゆるビジネスにおいてドローンが採用されていくと予測しています。
また国内においてもその伸びは期待できるようで、「ドローンビジネス調査報告書2021」によると、2020年の国内ドローンビジネス市場は、前年比31%増の1,841億円、2021年には25%増の2,305億円となっています。
さらに2025年度には6,468億円に達すると予想されており、その伸び率は期待できるとされています。
こうした動向から、ドローン操縦士は今後ますます需要が高まる職業となるでしょう。
未経験者でもドローンエンジニアになれるの??
将来性が期待できるドローンエンジニアですが、未経験者でもなれるものでしょうか?
ドローン業界未経験者でも可能性はありますが、ある一定の知識は必要となるようです。
ドローンエンジニアに必要とされる技術力として、ソフトウェア開発技術やハードウェア開発技術などを必要とします。
よって、これまでCやPythonなどでの開発経験があるSEや航空機開発などに携わってきたエンジニアなどはドローン未経験であっても即戦力として働くことができるでしょう。
また、開発だけでなくこれまで他職業でドローンパイロットをされてきた方などはその経験をもとに企画などに携わることは可能でしょう。
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いかがだったでしょうか?
ドローンエンジニアは近年世の中で活躍するドローン開発をするエンジニア業務です。
近年その需要は拡大しつつあり、今後さらに需要の高まる職業であるので年収アップも期待できる職業といえます。
また多くの分野で活躍しており、現在でも多くの求人がある職業といえます。
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