ドローンで綺麗な写真や映像を撮れたらたくさんの人に共有したり、副業で自分の映像を販売したい人もいると思います。
しかし、肝心な撮った映像はどこで販売したらいいの?という方も少なくないでしょう。
そこで、今回はドローンで撮影した空撮動画や写真を販売できるサイトや売れる素材の特徴などについて紹介していきます。
この記事を最後まで読むことで、ドローンパイロットが気になる以下の3つについて理解することができます。
- 動画や写真はどれくらいで売れるの??
- 動画や写真はどこで販売できるの??
- 売れやすい素材って??
ドローンで空撮した動画・写真が売れる??
昔はヘリコプターから撮影する方法しかありませんでしたが、最近はドローンを使用する機会が増えてきました。
機体の登録、撮影する場所の申請や許可が下りれば、資格がなくても操縦することができます。
そのため、誰でも空撮を楽しめるようになりました。
また、ドローンで撮影した映像や写真をSNSにアップする以外にも、販売できるサイトも存在しており、副業やお小遣い稼ぎとしてチャレンジしても良いかもしれません。
ドローンで空撮した動画・写真の販売単価は??
それぞれの販売単価について紹介していきます。
動画
動画は、写真よりも高い値段で販売できます。
販売する場所によっては、個人が自由に価格を設定できますが、一般的には1万円程度が相場と言えそうです。
販売方法には、個人でサイトを立ち上げたり、動画販売サイトに登録して売買する方法があります。
そして、動画の場合は撮影するカメラの解像度によっても値段が変動しやすい傾向があります。
また、プロに撮影を依頼する場合の相場は、最低でも6万円からですが、ドローン操縦の経験が浅い人は、低価格で請け負う人もいます。
写真
写真は、動画に比べて安価に販売されることが多いです。
写真も動画と同じく、販売する場所によって価格が固定される場合と、自由に設定できる場合があります。
一般的に、1枚数百円から購入できますが、プロが撮影したものは数千円から数万円するものもあります。
また、直接プロに写真撮影を依頼する場合、相場は2万円から4万円程度です。
そこに出張費用が加算される場合は、5万円から6万円程度かかることも予想されます。
購入されやすい動画・写真の特徴
購入されやすい動画や写真の特徴を紹介していきます。
それが以下の3つになります。
- 4K・8Kなどの高画質の映像
- 許可がなかなか取りにくい場所の映像
- YouTubeやVR映像の素材として使える景色などの映像
4K・8Kなどの高画質の映像
ぼやけた画像と鮮明な画像の同じ風景の写真があった場合、どちらを購入したいですか。
もちろん後者の方がいいですよね。
スマートフォンの普及により手軽に高画質な映像や写真が撮れる時代になり、「4Kは当たり前」と言われても過言ではありません。
ドローンも低価格でも4Kの画質で撮影できるものが発売されています。
映像・写真の両方に言えますが、高画質な方が高値で売れますし、広告や制作会社などにも需要が広がっていきます。
許可がなかなか取りにくい場所の映像
ドローンは、いつでも自由に飛行できるわけではありません。
航空法や都市公園法などのさまざまな法律に定められた規制を守ったうえで飛行させる必要があります。
法律も改正されるため、「前なら飛行できた場所も今は禁止」となっているケースもあります。
他にもドローンの国家資格を持っている方など社会的信用がない人にしか許可を出さない場所もあります。
そのため、そのような場所で撮影ができた場合、高値で売買できると考えられます。
YouTubeやVR映像の素材として使える景色などの映像
画面いっぱいに壮大な風景の映像が流れると、それだけでインパクトを与えることができますね。
しかし、VR映像となると風景全体だけでなく、「自分がこの空間にいる」という疑似体験も必要になります。
そのため、FPVドローンで撮影した映像を用いることで、「実際に自分が空を飛んでいる」「自分が操縦している」ような疑似体験をすることができます。
しかし、FPVドローンはより難しい操縦のスキル、また機体によっては無線の資格を取得する必要もあります。
ドローンで空撮した動画・写真を販売する上での注意点
ドローンで空撮をした動画や写真を販売する上で以下の3つは注意する必要があります。
- 肖像権や著作権に注意
- 手数料がかかる
- 競合が多く売るには工夫が必要
肖像権や著作権に注意
空撮する場所によっては人が映り込む可能性がありますが、容貌が判別できないようにぼかしたり、解像度を下げるなどの工夫をすれば肖像権の侵害には当たらないとされています。
しかし、せっかく撮影した映像の解像度を下げるのはもったいないため、「人が通られないようにする」などの対策があるといいでしょう。
著作権も同様で撮影したときに、偶然映り込んだ程度であれば著作権の侵害にはあたりません。
しかし、偶然とはいえ不快に感じる人もいるため、肖像権と同様にぼかすなどの対策が求められそうです。
手数料がかかる
ドローンで撮影した映像や写真をフォトストックサイトで販売したいと考える人は多いと思います。
自分の作品が購入されれば報酬が発生し、そこから手数料を引かれた分が自身の利益になります。
手数料を抑えるためには、手数料の低いサイトを探す、自社サイトを作りそこで販売する…などの方法があります。
海外のサイトで販売する場合、手数料や報酬も円ではなくドル価格になってることがあるため注意が必要です。
競合が多く売るには工夫が必要
一般的なドローンでの空撮した映像や写真は多く、画質だけでの差別化は厳しい部分があります。
しかし、同じ風景の映像でも「もっと水面ギリギリの映像が欲しい」「もっとスピード感が欲しい」と感じる人もいるかもしれません。
臨場感のある映像を撮りたい場合は、FPVドローンで撮影することをオススメします。
一般的なドローンよりも小型でありゴーグルを装着して操縦するので、スキルは求められますが差別化を図ることはできるでしょう。
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ドローンで空撮した動画・写真を販売できるサイト5選!!
ドローンで空撮した映像を販売できるサイトを5つ紹介していきます。
Adobe Stock
Adobe Stockとは、Adobeが提供している有料のストックフォトサービスのことです。
Webデザイナー、広告や出版会社など世界中の顧客に利用されているサイトであり、扱っているジャンルは写真、ビデオ、イラスト、ベクターなどがあります。
販売したい素材をサイトでアップロードし、審査に合格できれば販売が開始されます。
※他のサイトに比べ審査が厳しいため、合格できただけでも良い素材と判断できそう。
shutter stock
Shutter stockは、アメリカの企業が運営しているサイトです(日本語も対応)。
写真や映像の販売が可能であり、海外の人も閲覧するため、海外では撮影できない日本の風景なども関心が向けられやすいです。
写真は無料で登録でき、ライセンス契約されるたびに報酬が発生する仕組みとなっています。
4K動画は2万円、HD動画は約9千円で販売されており、報酬も他のサイトと比べると高めに設定されています。
iStock
iStockは、GettyImagesが運営する最大規模の写真・動画の素材サイトです。
海外の企業が運営しているので、海外の素材がたくさんあるため日本の素材は少なめです。
しかし、インパクトのある日本の観光地や風景の写真・映像があれば人気の素材となる可能性があります。
iStockも作品を応募したあとに審査があり、合格できれば販売できる仕組みになっています。
PIXTA
PIXTAは、日本が運営するサイトで国内最大手となっています。
そのため素材は、海外よりも日本向けのものが多い傾向にあります。
販売する側の場合、会員登録が必要で、著作権や肖像権などの権利や素材に求められる要件を学び、テストに合格すると販売できるようになります。
また、素材の審査も必要となり、問題点がなければ販売することができます。
販売価格は、映像・写真ともにサイズによって決められています。
スナップマート
スナップマートは「インスタ映えする写真素材」に特化しており、「映像」は扱っていません。
そのため、「撮影したものでお金を稼ぎたい!」と思っている人にはオススメしないサイトです。
しかし、スマートフォンやカメラの写真と異なり、ドローンでしかできない「被写体を高い位置から撮影した写真」は少ないため、他と一線を画すことができるかもしれません。
BASEなら自分で販売サイトを作成できる
ストックフォトサイトは、素材を登録するだけなのでお手軽に始められますが、価格が自由に設定できなかったり、審査があったりとデメリットもあります。
「自由に価格を決めたい」「好きな映像や写真を売りたい」と考えている人は、BASEでオリジナルのネットショップを作ることをオススメします。
BASEは、Webの専門知識も不要で費用も掛からないため、気軽に始めることができます。
しかし、集客は自分でする必要があるので、デメリットも理解したうえで利用する必要がありそうです。