ドローンでの目視外飛行の申請方法は??補助者なしでの条件とは??

ドローンでの目視外飛行の申請方法は??補助者なしでの条件とは??

ドローンで撮影をするにあたり、どうしても目視外飛行を行う必要が場面があったりしますよね。

しかし、その申請方法については、まだまだ知られていない方も多いのではないでしょうか。

本記事では、ドローンでの目視外飛行の申請方法について詳しく解説し、さらに、補助者なしでの飛行が許可される条件についてもご紹介します。

ドローン活用の可能性を広げるために、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

この記事を読むことで、目視外飛行を考えている方が気になる以下の3つについて理解することができます。

  • 目視外飛行の定義とは??
  • 目視外飛行を補助者なしで行うには??
  • 目視外飛行の申請方法は??
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目視外飛行の定義とは??

目視外飛行の定義とは??

そもそもこの目視外飛行とはどのような飛行を指しているのか気になりますよね。

この目視外飛行とは、操縦者が直接ドローンを目視できない状態で飛行させることを指します。

そのため、双眼鏡を使って操縦したとしてもそれは目視外飛行となってしまいます。

目視外飛行は申請が必要!?

目視外飛行は申請が必要!?
目視外飛行は、特定飛行のカテゴリーⅡ飛行にあたります。

そのため、飛行させる場合は、国土交通省への飛行申請が必要となります。

ただし、立入管理措置を講じた上で一等・二等どちらかの無人航空機操縦士の資格を持っていて、機体認証を受けている機体で飛行させる場合は、申請が不要となります。

立入管理措置とは、簡単に言うと、看板やコーンなどを使って第三者の立ち入りを制限することを指します。

目視外飛行の許可承認を得るには??

目視外飛行をするには、基本的に飛行申請が必要であると説明しましたが、申請をしても許可がもらえなかったら、飛行はできません。

ではどのようにしたら許可がもらえるのか気になりますよね。

目視外飛行の許可は、ある程度の操縦技術がないともらえません。

具体的には、国交省が掲載してるこちらのマニュアルを見ていきましょう。

これらを見ていただくと分かる通り、目視外飛行をするには、10時間以上の操縦練習は必須となります。

その上、対面飛行や飛行の組合、8の字飛行を訓練できる場所で練習する必要があります。

国交省へ目視外飛行の申請を行う際は、このマニュアルを守ることを約束した上で申請することになるため、マニュアル通りに行わないまま申請した場合、虚偽の申請ということになり、50万円以下の罰金刑が処されるので注意が必要です。

どこで訓練受けたら良いかわかないという方は、デイトラのドローンコースなどで訓練すると良いでしょう。

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補助者なしで目視外飛行は可能??

補助者なしで目視外飛行は可能??

結論から言うと、可能です。

しかし、補助なしでの目視外飛行には以下の条件を満たす必要があります。

  • 補助者の役割を機体や地上設備で代替する
  • 不測の事態への適切な対応
  • 飛行訓練を受ける

補助者の役割を機体で代替する

補助者の役割として、大きく分けて以下の4つがあります。

  • 第三者の立入管理
  • 有人機等の監視
  • 自機の監視
  • 自機の周辺の気象状況の監視

これらを補助者の代わりに機体や地上設備で代替する必要があります。

しかし、機体や地上設備だけで補助者の代替を完全にすることは難しいため、飛行させる場所は第三者が存在する可能性が低い場所での飛行かつ、十分な操縦実績があることが条件となります。

不測の事態への適切な対応する

飛行中に機体の方で何か問題があった際に、適切な対応ができるようにする必要がある。

例えば、全ての飛行経路上において人や物件に危害を与えないよう着陸できるような場所を選定したり、事前に飛行経路またはその周辺が適切に安全対策を講じれる場所であることを確認しておくことが必要である。

飛行訓練を受ける

補助者なしでの目視外飛行は、飛行訓練が必要となります。

目視外飛行となるため、遠隔での機体の状態把握や状況に応じた適切な判断など及びこれに基づく操作を座学や実技を通して少なくとも10時間以上受けていることが条件となってきます。

操縦者なしでの目視外飛行について詳しくはこちらを参考にしてください。

目視外飛行のDIPSでの申請方法

DIPS2.0を使って目視外飛行の申請を行う方法を紹介していきます。

申請の流れとしては、以下になります。

  1. カテゴリーを決める
  2. 飛行概要入力
  3. 飛行詳細入力
  4. 機体・操縦者の選択
今回紹介する申請方法は、機体登録と操縦者の登録が既に完了していると仮定して説明していますので、まだ登録が済んでいない方は、登録を済ませておきましょう。

カテゴリーを決める

ドローンの飛行には大きく分けてカテゴリーI〜Ⅲの3つあります。

今回紹介する目視外飛行は、機体認証なしで国家資格も無しでの飛行なので、カテゴリーⅡA飛行となります。

なので、そうなるように項目を選択する必要があります。

カテゴリーを決める方法
  • STEP1
    まずはこちらからDIPS2.0にアクセスして、ログインします。

  • STEP2

    次に「飛行許可・承認申請へ」をクリックします。

  • STEP3

    次に「飛行許可・承認の申請書を作成する」の中にある「新規申請」をクリックします。

  • STEP4

    次へ」をクリックします。

  • STEP5

    目視外飛行にチェックを入れて「次へ」をクリックします。

  • STEP6

    次に機体認証と国家資格の有無についてはここでは「いいえ」を選択します。

    機体認証をしていて国家資格を持っている方は、「はい」を選択してください。

    完了したら、「次へ」をクリックします。

  • STEP7

    最後に、機体の重量が25kg未満かどうかに「はい」選択して、次へをクリックします。

  • STEP8

    これで飛行カテゴリーが決まるため、カテゴリーが表示されたら「飛行許可・承認申請へ」をクリックします。

飛行概要入力

次は、飛行概要入力をしていきます。

飛行概要入力手順
  • STEP1

    ここでは飛行目的を選択していきます。

    ここでは「趣味」を選択します。

  • STEP2

    自動的に「立入管理区間の設定」が選択されているので、ここでは何も選択する必要はありません。

  • STEP3

    次に飛行する空域が禁止されている空域であれば、それを選択していきます。

    ここでは、禁止区域ではないところで飛行すると仮定して何も選択せず進めていきます。

  • STEP4

    飛行許可が必要な理由も自動的に入力されているので、ここも何も選択する必要はありません。

    下の項目の飛行理由を選択します。

    ここでは、「飛行の目的と同じ」を選択します。

    夜間飛行以外での特定飛行をする場合は、当てはまる項目にチェックを入れるようにしましょう。

    ここでは、何も選択しません。

  • STEP5

    次に飛行する期間を選択していきます。

    なるべく長い間、目視外飛行での飛行を行いたいため、年間を通じての飛行に「はい」を選択して、開始日を入力します。

  • STEP6

    飛行する場所は、「特定の飛行・経路で飛行する」を選択して、「次へ」をクリックします。

    「趣味」の場合または「空港周辺」若しくは「地表・水面から150m以上の高さの空域」を飛行する場合、飛行の経路は特定する必要がある。

飛行詳細入力

次に飛行詳細入力を行なっていきます。

ここでは、飛行場所や飛行経路などを入力していきます。

飛行詳細入力
  • STEP1

    飛行場所は、都道府県単位ではなく、上記のように詳細に書きましょう。

  • STEP2

    次に飛行経路の地図を作りましょう。

    選択」をクリックすると、飛行経路作成画面が開きますのでそこで作っていきます。

    飛行経路作成マニュアルはこちらから確認できますので、参考にしてみてください。

  • STEP3

    目視外飛行での飛行の申請先は、東京航空局または大阪航空局のどちらかになります。

    こちらにそれぞれの管轄地域が記載されているので、それを参考にして申請先を選択してください。

    選択できたら、「次へ」をクリックします。

機体・操縦者の選択

次に機体・操縦者の選択を行います。

機体・操縦者の選択
  • STEP1

    機体選択」をクリックします。

    すると、事前に登録していた機体を選択することができるのですが、目視外飛行をする場合、機体によっては追加基準の必要な事項を入力しなくてはいけません。

     

    その場合、「追加基準」をクリックします。

     

  • STEP2

    ここからは追加基準を入力していきます。

    ここでは、自動操縦システムを装備しており、機体に設置されたカメラで機体の外を監視できることが求められます。

    そのため、自分の機体がそれらに当てはまるかを選択していきます。

    次に「選択」をクリックして、機体にカメラが設置されていることと、カメラからの映像がプロポに写っていることを確認できる写真を添付していきます。

  • STEP3

    ここでは、機体の位置や以上の有無が把握できるかどうかを選択していきます。

    選択」をクリックして機体の位置や以上ぼ有無等プロポに表示されることを確認できる写真を添付します。

  • STEP4

    ここでは、不具合発生時にフェールセーフ機能が作動するかを選択します。

    追加基準の項目全ての選択が完了したら、「登録する」をクリックします。

  • STEP5

    次に事前に登録していた操縦者を選択します。

  • STEP6

    次に使用する申請マニュアルを選択します。

    目視外飛行での飛行をする場合、このマニュアルを元に飛行させる必要がありますので、必ず「使用する」を選択しましょう。

    今回場所を特定した飛行になるので、「航空局標準マニュアル01」を選択します。

    航空局標準マニュアルは、こちらから確認することができます。

    選択ができたら、「次へ」に進みます。

次の「その他詳細等入力」は、第三者賠償責任保険への加入についてなど任意の入力が多いため、割愛させていただきます。

後は、申請書の確認を行なって、問題なければ、申請を行い完了となります。

国家資格を取得すれば目視外飛行の申請は不要になる

先ほども少し触れましたが、一等もしくは二等資格を持っていて、機体認証をしていたら、目視外飛行の申請は不要になります。

なので、このような申請が面倒に感じている方は、一等・二等資格のどちらかを取得することをオススメします。

ただ、国家資格を取得するのも高額な金額がかかってしまいます。

そのため、目視外飛行の申請の簡略化だけを目的に国家資格を取得するなら、まだ価格が安い二等資格が良いでしょう。

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