「プログラミング言語を利用することでドローンの活用の幅広がるかな…」
もちろん手動でも飛ばせますし楽しめますが、プログラミング言語を利用することで新たなドローンの可能性を見出すこともできます。
事業として展開するなら人件費の削減など一役買ってくれる側面もあります。
そこで、今回は、プログラミングに対応しているドローンの何がいいのか、オススメのプログラミング対応ドローンなどについて紹介していきます。
この記事を最後まで読むことでプログラミング言語とドローンの気になる以下の3つについて理解することができます。
- プログラミング対応のドローンでは何ができるの??
- プログラミング対応のオススメのドローンは??
- 必要なプログラミング言語は??
ドローンでプログラミングができたらなにが良いの??
ドローンをプログラミング言語で操作ができると、自動操縦ができるようになります。
また近年ドローンは、さまざまな用途で利用されています。
医療分野では血液や水を運ぶ手段として用いられたり、農業では農薬の散布や種まきなどで用いられていたりします。
最近注目を浴びたポケモンのドローンショーなんかもプログラミングを使われています。
みなとみらい のポケモンのドローンショー、ヤバいな。花火よりこっちの方が見たい。 pic.twitter.com/HKYxGrlScm
— お侍さん (@ZanEngineer) August 9, 2023
人では時間がかかることでもプログラミングで自動化させれば、時間もコストも削減できるなどメリットがあります。
- 農薬散布
- 物流
- 防犯
- ドローンショー等
誰でもドローンにプログラミングできるの??
プログラミングと聞くと難しそうと思われるかもしれませんが前述したとおり、子ども向けのドローンのプログラミング教室が開講しているくらい簡単で、コマンド1つで誰でも動かすこともできます。
またIT技術の進歩に伴い、ドローンエンジニアと呼ばれる最新テクノロジーのIT人材の需要も増えています。
ドローンエンジニアがどのような仕事なのかというと、ドローンを使用する用途に合わせて機能をカスタマイズしていきます。
クライアントへの要望どおり搭載プログラムの企画をして、次に完成した機体を操作しプログラムに不具合がないかを検証し、プログラムを実装しクライアントに提供します。
このように子供向けから大人向けまで幅広くドローンのプログラミングが普及しています。
ドローンのプログラミングに必要な言語
後ほど詳しく解説しますが、ドローンのプログラミング言語はPython(パイソン)、Scratch(スクラッチ)、Swift(スウィフト)の3つの言語が代表的です。
PythonやSwiftは、コードを記入してプログラムを実行します。
Scratchは、3つの中でも簡単でブロックプログラミングといってブロックを組み合わせてプログラミングを組めるため、子供向けの教材で紹介されていることが多いです。
また教育用ドローンである「Tello(テロ―) EDU」は、Scratchの教材で使われています。
Tello EDUなどのプログラミングに対応したドローンについては、後ほど紹介していきます。
Python
Pythonは、1991年に開発されたプログラミング言語で、ドローンの操縦以外では、データ解析や人工知能などにも用いられています。
Pythonはコードを記入してプログラミングをしていきますが、コードは比較的シンプルなので初心者にもおすすめのドローンのプログラミング言語です。
- SNS…Instagram、YouTube
- 人工知能…Pepper(ペッパー)
身近なところにPythonが使われていることが分かっていただけたかと思います。
Pythonでドローンを動かすにはコードが必要なので、下記に主なコードを紹介したいと思います。
コード | 実行動作 |
right | 機体が右に横移動 |
left | 機体が左に横移動 |
takeoff | 離陸 |
land | 着陸 |
flip | 宙返り |
forward | 前進 |
これだけで動くというわけではありませんが、他の英数字と組み合わせることによってプログラミングが実行されます。
Scratch
Scratchは8〜16歳向けに作られたプログラミング言語です。
Scratchの特徴は開発の自由度が高い点と、拡張性が高いという点です。
ブロックプログラミングなので、画像のような青い色の付いたブロックを組み合わせることで簡単にゲームを作れます。
これにドローンを応用すると、「飛ぶ」「上昇」などの単語が付いたブロックを動かすことで、ドローンを飛ばしたり上昇させたりすることが可能になるわけです。
Swift
SwiftはAppleが開発したオープンソースのプログラミング言語です。
オープンソースとは誰でも無料で使用でき、さらにそれを修正して再配布することも可能なのです。
Swiftは先ほど紹介したPythonやScratchよりも、少し難易度の高い言語になるでしょう。
後ほど紹介するTello EDUでは、Swiftを使ってドローンを動かすこともできます。
以下は、Swiftを使ったコードの例です。
transit(x: 100, y: 0, z: 100, pad1: 1, pad2: 2) |
Swiftではこのようなコードを入力していき、指令を出していきます。
コードが分からなくても調べるとたくさんのドローン用のコードが出ているので、それらをうまく利用しドローンを飛ばしてみるのも良さそうです。
プログラミングに対応したオススメのドローン5選!!
ここからはPython、Scratch、Swiftそれぞれのプログラミング言語に対応したドローンを紹介していきます。
ドローン購入の参考にしてください。
プログラミング言語 | 製品名 |
Python | ・Tello EDU ・CoDronePro ・Parrot Mambo FLY |
Scratch | ・Tello EDU ・Airblock ・CoDronePro ・Parrot Mambo FLY ・プログラミングテトラル |
Swift | ・Tello EDU |
Tello EDU
Tello EDUは、3つのプログラミング言語に対応しています。
1番簡単なブロックプログラミングは、画面上にあるブロックを動かすことでプログラミングできるので子どもの教育にぴったりです。
学習したいプログラミング言語を選択しドローンを操作できるので、効率よく学べます。
Tello EDU購入時に付いてくるミッションパッドを使えば、1台の端末で複数台のTello EDUを編隊飛行ができるので、より楽しむこともできます。
Tello EDUの概要 | |
製品名 | Tello EDU |
メーカー | DJI |
発売日 | 2018年11月14日 |
サイズ | 98 × 92.5 × 41 |
重量 | 87g |
最大飛行時間 | 13分 |
最大飛行距離 | 100 m |
カメラ機能 | 写真:5MP (2592×1936) 動画:HD720P30 |
対応言語 | Python/Scratch/Swift |
価格 | 17,050円(税込) |
Air Block
Airblockの特徴はプログラミングを学べることはもちろんですが、組み立てや拡張性があるという点です。
Airblockは発泡ポリプロピレンでできているので衝撃に強く、またマグネットで簡単に分解・組み立てができます。
ドローンモード以外にも、スパーダーモードやトライアングルモード、ホバークラフトモードなどにして水上で遊ぶこともできるので用途が広がるでしょう。
Airblockを用いたプログラミングの学習方法は、専用の「Makeblock」アプリをダウンロードすることで簡単にプログラミング言語のScratchを体験できます。
Airblockの概要 | |
製品名 | Airblock |
メーカー | Makeblock |
サイズ | 23 x 22.2 x 53 |
発売日 | 2017年7月14日 |
重量 | 140g |
最大飛行時間 | 最大8分 |
最大飛行距離 | 8m |
カメラ機能 | なし |
対応言語 | Scratch |
価格 | 10,425円(税込) |
CoDronePro
CoDroneProは「Snap!」というアプリを利用し、ブロックプログラミングを学ぶことができるほか、プログラミング言語のPythonを使ってコードを書きながらドローンを楽しめます。
CoDroneProを購入するとプログラミングの手順書が同梱されているので、本格的なドローンプログラミングを学びたい人に向いています。
本体がコンパクトなCoDroneProは、持ち運びに便利です。
CoDroneProの概要 | |
製品名 | CoDronePro |
メーカー | ROBOLINK |
発売日 | 不明 |
サイズ | 13.2×13.2 |
重量 | 37g |
最大飛行時間 | 最大8分 |
最大飛行距離 | 48m |
カメラ機能 | なし |
対応言語 | Python/Scratch |
価格 | 37,061円(税込) |
Parrot Mambo FLY
Parrot Mambo FLYは、イタリアにあるParrot社の小型ドローンです。
高性能なドローンなので操作を誤ったとしても自動操縦で飛行を続けてくれたり、「カットアウトシステム」で衝撃を受けた際にモーターが自動停止したりと便利な機能が備わっています。
また別売りのCANNON&BALLやGRABBERなどを搭載することで、Parrot Mambo FLYの能力を最大限に引き出せます。
Parrot Mambo FLYは、ブロックプログラミングとPythonに対応しています。
Parrot Mambo FLYの概要 | |
製品名 | Parrot Mambo FLY |
メーカー | Parrot |
発売日 | 2017年11月 |
サイズ | 18 x 18 |
重量 | 63g |
最大飛行時間 | 9分 |
最大飛行距離 | – |
カメラ機能 | 写真:30万画素 |
対応言語 | Python/Scratch/ |
価格 | 15,180円(税込) |
ラジオコントロール プログラミングテトラル
プログラミングテトラルは、CCP(シー・シー・ピー)から発売した超小型ドローンです。
重さは約26gなので今まで紹介したドローンのなかで最軽量です。
CCPの特徴は、「なぞってプログラミング機能」「ビジュアルプログラミングモード」を利用しスマホでドローンを飛ばすことができます。
専用のパッドにスマホを装着することで、カーブや旋回または宙返りなど15種類の動作が選べるほか、指でなぞって好きな軌道に動かすことができます。
プログラミングテトラルの概要 | |
製品名 | プログラミングテトラル |
メーカー | CCP |
発売日 | 2018年5月11日 |
サイズ | 80 x 80 x 30 |
重量 | 26g |
最大飛行時間 | 3分 |
最大飛行距離 | 15m |
カメラ機能 | 写真:30万画素 |
対応言語 | Scratch |
価格 | 14,580円(税込) |
プログラミングはどこで学べる??
プログラミングとドローンを使って何かビジネスに繋げたいと考えている方も少なくないでしょう。
しかし、仕事にするにもプログラミングスキルは必要不可欠です。
プログラミング言語を学ぶ上で、独学で行うのも手ですが、わからないことを聞く相手がいなかった場合、かなり時間がかかってしまいます。
なので、効率良く最短でプログラミングスキルを習得したいという方には、プログラミングスクールに通うことをオススメします。
中でも、転職サポートもしてくれるテックアカデミーがオススメです。
今なら無料体験を行なっているので、興味がある方は、この機会に是非参加してみてください。
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