ドローンの飛行日誌を作らないと罰金!?作成方法や注意点などについて

ドローンについて情報を収集していく中で、「飛行日誌」という言葉をよく見ると思います。

実はこの飛行日誌飛行するときに書いてないと罰金を払うことになるんです。

今回はこの飛行日誌について紹介していきたいと思います。

この記事を最後まで読むことで飛行日誌について気になる以下の3つについて理解することができます。

  • 飛行日誌の記載内容
  • 飛行日誌を作成方法
  • 飛行日誌を作成する上での注意点
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飛行日誌って何??

飛行日誌って何??

ドローンを飛行させる際に必要になってくる飛行日誌ですが、これはドローンを飛行させる際に飛行場所や飛行日時など飛行させる上で必要な情報を記載しなくてはいけない日誌のことです。

この飛行日誌は、ドローンの飛行途中で万が一事故などのトラブルが起きた場合に原因特定や要因分析などに活用されています。

飛行日誌の記載内容は??

この飛行日誌に書かなくてはいけない情報は大きく以下の3つになります。

  1. 飛行記録
  2. 日常点検記録
  3. 点検整備記録

それぞれどのような情報を書くのかもう少し細かく紹介します。

飛行記録

(引用元:国交省公式サイト 無人航空機の飛行日誌の取扱要領)

飛行記録は、操縦者の飛行時間の管理や経歴を示すものです。

  • 飛行年月日
  • 飛行させた者の氏名
  • 飛行概要
  • 離陸場所
  • 着陸場所
  • 着陸時刻
  • 飛行時間
  • 総飛行時間
  • 飛行の安全に影響のあった事項

日常点検記録

(引用元:国交省公式サイト 無人航空機の飛行日誌の取扱要領)

日常点検記録は、飛行させる前に動作確認や機体の状態確認を行い、その結果を記入していきます。

点検内容は以下になります。

  • 機体全般
  • プロペラ
  • フレーム
  • 通信系統
  • 推進系統
  • 電源系統
  • 自動制御系統
  • 操縦装置
  • バッテリー、燃料

点検整備記録

(引用元:国交省公式サイト 無人航空機の飛行日誌の取扱要領)

点検整備記録は、パイロットもしくは整備士の人が定期的に点検、改造、修理をした時に記入します。

この定期的というのは、メーカーが定めた飛行時間飛行させた場合のことを指しますが、それが明確になっていない場合は、飛行マニュアルに沿って飛行時間が20時間毎に点検すると良いでしょう。

  • 実施年月日
  • 総飛行時間
  • 点検、修理、改造及び整備の内容
  • 実施理由
  • 実施場所
  • 実施者
  • 備考

飛行日誌の作成は必須なのか

飛行日誌の作成は必須なのか

飛行日誌の作成は、特定飛行」を行う場合必要となっています。

この特定飛行というのは以下の飛行のことを指しています。

特定飛行
・夜間での飛行
・目視外での飛行
・人または物件と距離を確保できない飛行
・催し場所上空での飛行
・危険物の輸送

・物件の投下

逆に特定飛行以外の飛行の場合は不要です。

国交省は、特定飛行以外の飛行でも飛行日誌の作成を推奨しています。

飛行日誌を作成しない場合どうなる??

特定飛行をしているにも関わらず、飛行日誌を作成していない場合、航空法第157条の11に従い、10万円以下の罰金が科せられます。

飛行日誌に記載すべき事項を記載しなかったり、虚偽の記載を行った場合も同様です。

そのため、特定飛行を行う場合は、必ず飛行日誌の作成は行いましょう。

飛行日誌を作る上での注意点とは??

飛行日誌を作る上での注意点とは??

飛行日誌を作る上で以下の5つには注意しましょう。

・機体毎に作成が必要
・記録と保管の継続が必要
・所有者の変更があったら飛行日誌を受け渡す
・紙で作る場合ペンの色が決まっている
・飛行日誌は携行しなければならない

機体毎に作成が必要

飛行日誌は、機体毎に作成が必要です。

例えば、元々DJI Mini 3 Proを利用していて、追加でDJI Mini 2 SEを購入して飛行させる際、同じ飛行日誌を共有していけません。

DJI Mini 2 SEを飛行させる場合は、専用の飛行日誌をまた別で用意する必要があるので注意が必要です。

記録と保管の継続が必要

国交省のDIPSに機体を登録している間は、飛行日誌の記録と保管の継続が必要になります。

所有者の変更があったら飛行日誌を受け渡す

所有者の変更、リース契約の変更等による使用者の変更があった場合、新しい所有者・使用者に飛行日誌を受け渡す必要があります。

紙で作る場合ペンの色が決まってる

紙で飛行日誌を作る場合、使って良いペンの色は黒色か青色と決まっています。

そのため、それ以外の色である赤色などのペンで飛行日誌を作ってもその飛行日誌は認められないため注意が必要です。

飛行日誌は携行しなければならない

ドローンの飛行をさせる場合、そのドローンの飛行日誌を常に携行しておく必要があり、確認事項が発生した際に参照又は提示が可能な状態にしておかなければなりません。

飛行日誌を作る方法

飛行日誌は、電子データで作る必要があります。

飛行日誌の作り方
・紙
→国土交通省が掲載してる飛行日誌などを印刷して作るやり方
・電子データ
→エクセルなどの表計算ソフトや専用のスマホアプリで作るやり方

作り方は、自分が継続しやすい方で良いでしょう。

ただ、実際に両方作ったことがある私からしたら、電子データで作成するほうがダントツで楽だと感じました。

楽なだけでなく、保管がしやすく、スマホ一つあれば記入できるので、飛行させる際の持ち物も大きく減ります。

中には、飛行日誌専用のアプリもあるので、興味ある方は利用しみても良いでしょう。

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