ドローン撮影を検討する際は、自力での操作とプロに依頼するという二つの手段があります。
その際気になるのは費用相場・目安や自力でする場合のメリット・デメリット、プロに依頼する場合のメリット・デメリットだと思います。
そこで今回は、ドローン撮影の費用相場を解説したうえで、費用を抑えるポイントを紹介していきます。
この記事を最後まで読むことで、ドローン撮影の依頼などについて気になる以下の3つについて理解することができます。
- ドローンでの撮影費の相場
- ドローンの撮影を格安で依頼する方法や注意点
- 個人パイロットに依頼できるサービス
ドローンでの撮影費の相場
ドローンによる空撮費用は、1回のフライトにつき2万円~4万円が相場とされています。
なお、ドローン撮影における1回のフライトは、10分~15分程度が目安です。
そのため長く時間をかけて撮影をおこなった場合は、1回の撮影につき10万円以上の費用がかかると推定されます。
ドローン撮影にはプロの専門技術が必要である分、高額な撮影になることをまずは理解しておきましょう。
短時間での撮影なら費用をいくぶんか抑えることはできますが、傾向として何十万円もの費用が発生することは多いです。
ドローンの撮影を格安で依頼する方法
ドローンによる空撮には、高額な撮影費用がかかるため、できるだけ費用をリーズナブルに抑える方法は事前にチェックしたいところです。
格安で依頼する方法は、以下のことが挙げられます。
- 個人パイロットに依頼
- 撮影時間が短いプランで依頼する
- 自分でドローンを操縦する
それぞれ見ていきましょう。
個人パイロットに依頼する
ドローン撮影にかかる費用を抑えたいときは、個人パイロットへの依頼がまずおすすめです。
ドローン撮影に限らず言えることですが、会社と個人(フリーランス)では、個人のほうが依頼料が低い傾向にあります。
同じフライト時間でも単価が安くなるため、フライト時間が長くなればなるほど、費用の差は広がるといえるでしょう。
また、個人への依頼なら、相談次第でさまざまなことに柔軟に対応してもらえる可能性もあります。
たとえば、少ない追加費用で簡易的な編集をしてもらえることなどが挙げられます。
撮影時間が短いプランで依頼する
ドローン撮影費用は、フライト時間によって変わってくるのが特徴です。
そのため撮影費用を抑えたいときは、撮影時間が短いプランで依頼するのが望ましいでしょう。
費用を格安にするうえで検討した結果、短時間の空撮で問題ないのであれば、時間を削ってコストを減らすに越したことはありません。
ドローン撮影を受け付けている会社では、撮影時間ごとにさまざまなプランを設けている場合があります。
まずはプランをチェックし、短時間の格安プランで事足りるかどうか、プロジェクト内容を見直してみましょう。
自分でドローンを操縦する
ドローン撮影の費用を抑えるには、自分でドローンを操縦して空撮する方法もあります。
自分で操縦すればプロへの外注費は一切かからないため、撮影コストは大幅に抑えられるでしょう。
しかしながら、自ら操縦しておこなうドローン空撮は、外注費自体はかからなくても、資格取得費や機材費がかかる可能性があり、結果としてお得にならない場合も少なくありません。
さらに豊富な空撮経験がなければ、満足のいく動画・写真は撮れません。
撮影費を抑える方法の一つではありますが、あまり現実的ではないことは理解しておきましょう。
個人パイロットに依頼する際の注意点
ドローン撮影を安く行うには個人パイロットへの依頼がおすすめですが、個人パイロットへの依頼にはさまざまなリスクも伴います。
- 詳しく見積もりを取る
- クオリティにばらつきがある
- キャンセルについての認識をすり合わせておく
あらかじめ、注意点として以下もチェックしておきましょう。
詳しく見積もりを取る
個人パイロットにドローン撮影を依頼するときは、あらかじめ詳しく見積もりを取りましょう。
ドローン空撮をおこなう際は、たとえば以下のような費用が必要になります。
- 一人あたりの人件費
- 保険
- 交通費
- 申請料
- ロケハンにかかる費用
- 編集費用
- 機材費
会社の場合はこれらの費用がすべて込みとしてプランが設定されていることが多いですが、個人の場合は、取り決めがあいまいなことがあります。
そのため依頼するときは見積もりを取り、具体的な内訳を聞いておくと、あとになってトラブルに発展せずに済みます。
クオリティにばらつきがある
個人パイロットへの依頼は、会社と比べると格安というメリットがありますが、クオリティにばらつきがあるため注意が必要です。
まず会社の場合は、しっかりとスキルのある人材を雇っていますし、教育も行き届いているといえます。
しかし個人には、そういった会社によるスキルのチェック・管理がありません。
言ってしまえば空撮経験が極端に浅くても開業することは可能なため、クオリティはそれぞれ異なるといえます。
そのため依頼する際は、経歴や実績、ポートフォリオなどを確認したうえで、安心して依頼できる個人パイロットを見つける必要があります。
キャンセルについての認識をすり合わせておく
ドローン空撮をする場合は、悪天候のときの対応を考える必要があります。
悪天候のときは撮影がキャンセルになる可能性があるため、キャンセルについての取り決めはしっかりと済ませておきましょう。
取り決めがあいまいな状態でいざキャンセルしようとすると、トラブルになる可能性があります。
会社はキャンセル料についてのルールが具体的に決まっているためわかりやすいことが多いですが、個人は人によってさまざまです。
キャンセル料発生タイミングについて具体的なルールを設けていない個人パイロットも多いため、認識のすり合わせは事前にしっかりとおこなっておきましょう。
個人パイロットに依頼できるサービス
最後に、個人パイロットに依頼できるサービスを紹介していきます。
ココナラ
ココナラは、自分自身のスキルや得意分野で「できること」を販売するスキルマーケットです。
ドローン撮影の分野では、個人パイロットの撮影プランの販売がいくつか見受けられます。
ポートフォリオとして写真を公開している人が多いため、依頼を検討する際は非常に参考になるでしょう。
特に評価の高い人、評価が多い人は、よりたくさんの空撮経験を持つことがわかります。
実際にやり取りするなかでは編集の有無などを細かく打ち合わせできるため、個人パイロットへの依頼を検討するならぜひチェックしておきましょう。
ランサーズ
ランサーズは、日本国内においてトップクラスの会員数と知名度を誇るクラウドソーシングサービスです。
さまざまなスキルを持ったワーカー(ランサー)が登録しており、ドローン空撮の経験を持つワーカーもたくさんいます。
ランサーズでは、気になる個人パイロットを直接スカウトすることもできますし、空撮可能なカメラマンを募ることもできます。
さまざまなワーカーの探し方があり、さらに登録人数も多い分、優秀な個人パイロットに出会える可能性があります。
楽天ドローンゲートウェイ
楽天ドローンゲートウェイは、ドローンを使用したビジネスのマッチングサービスです。
空撮できる人と空撮してもらいたい人を結びつける便利なプラットフォームのため、スムーズに良い個人パイロットが見つかる可能性があります。
その名の通り楽天グループのサービスのため、安心して利用できるのもメリットです。
ドローンビジネスに特化したプラットフォームだからこそ、経験・知識豊富な個人パイロットは見つけやすいといえるでしょう。