ドローンの屋根点検を自分で行う場合資格は必要なの??

ドローンで仕事をしていきたい人の中には屋根点検を考えている人も多いと思います。

しかし、ドローンで屋根点検をするには資格が必要なのか、実際にどれくらい稼げるのかなど気になる人もいるでしょう。

そこで、今回はドローンで屋根点検をするにあたって資格の必要性や年収、オススメのドローンスクールについて紹介していきます。

この記事を最後まで読むことでドローン屋根点検に興味がある方が気になる以下の3つについて理解することができます。

  • ドローンでの屋根点検は資格が必要なのか??
  • 資格を取得するメリット・デメリットや必要なこと
  • ドローンでの屋根点検を学べるドローンスクール3選!!
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ドローンでの屋根点検は資格が必要??

現状、ドローンの飛行そのものに資格は不要です。

しかし、ドローンは法律上飛行形態がレベル1~4まで規定されており、屋根点検ではレベル4の「有人地帯(第三者上空)での補助者なし目視外飛行を行う可能性がありますので、業務で行う場合にはレベル4の飛行形態が認められる国家資格の一等無人航空機操縦士の取得をお勧めします。

人口密集地域や飛行禁止区域での操縦については事前に国土交通省の許可が必要ですが、国家資格があればこの許可取得がスムーズになります。

ドローンでの屋根点検の資格を取得するメリット

ドローンでの屋根点検の資格を取得することで以下のメリットがあります。

  • ドローン飛行に関する法規制や必要な手続きを知ることができる
  • 飛行許可や周辺の同意取得がスムーズになる
  • ドローン屋根点検の仕事が増える可能性がある

それぞれ詳しく説明していきます。

ドローン飛行に関する法規制や必要な手続きを知ることができる

ドローンは飛行エリア(DID地区と呼ばれる人口密集地域、空港周辺・文化財の上空等の飛行禁止区域)や飛行方法(夜間飛行、目視外飛行、イベント周辺での飛行等)によって事前の飛行許可、河川・道路・山林などの管理者の同意が必要ということがあります。

ドローン資格を取得すれば、こういった法規制と必要な手続きについての知識を習得できるので、法令違反を回避して安全な飛行ができるという大きなメリットがあります。

飛行許可や周辺の同意取得がスムーズになる

人口密集地域などの飛行禁止エリアでドローンを飛行させる場合、10日以上前に国土交通省の許可が必要です。

しかし、ドローンの資格を持っていれば一定の操縦技術や知識を持っていることが証明されているので、この許可取得がスムーズになります。

また、屋根点検は民家の上をドローンが飛行するのでトラブル回避のために土地建物の所有者・周辺の方の許可をもらう必要がありますが、ドローンの飛行資格があれば技能と知識の裏付けとなり、同意をもらいやすくなります。

ドローン屋根点検の仕事が増える可能性がある

ドローン屋根点検に資格はありませんが、「ドローン資格者のいる会社」と「ドローン資格者のいない会社」のどちらに仕事を依頼したいでしょうか?

まだドローン屋根点検の会社が珍しい間は「ドローンを使っている」というだけでも差別化になるかもしれませんが、今後はドローン屋根点検の会社が増えて行くと、信頼性という点でドローン資格者のいる会社に仕事が集まる可能性が高まると考えられます。

ドローンでの屋根点検の資格を取得するデメリット

メリットだけでなく、デメリットもあるので、理解しておきましょう。

  • 費用がかかる
  • 資格取得に時間がかかる

費用がかかる

資格を取るためには、お金を払ってドローンスクールに通う必要があります。

内容によりますが、レベル4飛行ができる一等無人航空機操縦士の取得で20~40万円のコースがあり、そのほかに登録費用や宿泊費(コースに含まれている場合もあります)、交通費も入れると自動車免許と同じくらいかかります。

新規事業として行う場合に、ドローンそのものの費用もかかりますので、プラスαとしての金額としては高額になるかもしれません。

資格取得に時間がかかる

ドローンの資格は現在、民間資格と国家資格が併存しています。

ドローンでの屋根点検にお勧めの国家資格である一等無人航空機操縦士だと、資格取得まで実技・座学で100時間近く必要となり、移動時間や勉強時間も入れるとかなりの期間が必要となります。

目視外飛行そのものは、民間資格でも事前に国土交通省の許可を受ければ可能ですが、更新が必要だったりと、結局時間がかかることとなります。

ドローンでの屋根点検をする上で必要なこと

ドローンでの屋根点検をする上で必要なことは以下の4つになります。

  • ドローンの飛行ルールの知識の習得
  • 飛行申請
  • 機体登録
  • ドローンの操縦技術

ドローンの飛行ルールの知識の習得

既にいくつか書いた通り、ドローンの飛行ルールがあります。

飛行エリア・飛行形態に関する法規制、道路上を飛行する際には道路使用許可、文化財や河川などの上空を飛行する際には管理者の許可を取ることなど、飛行には多くの知識の習得が必要です。

これらを知らずにドローンを飛行させていると、行政罰や刑事罰を受ける可能性もあります。

特に法規制については知らなかったでは済まされないので、必ず事前に調べておく必要があります。

飛行申請

ドローンを飛行させる場合、航空法では飛行禁止区域と言われる人口集中地区(DID地区)・地上150m以上の高度・空港周辺での飛行については、飛行実施日の10営業日以上前に国土交通省の許可申請をする必要があります。

また小型無人機等飛行禁止法では国の重要施設・外国公館・防衛関連施設周辺での飛行が禁止され、民法では私有地の上空を飛行する際には承諾を得る必要があるなど、各種飛行申請が必要となります。

これについては、資格を持っていると手続きが不要だったり、許可されやすくなります。

機体登録

重量(=機体本の重量とバッテリーの重量の合計)が100g以上のドローンは、その機体を国土交通省に登録しなければなりません。

これは航空法で登録が義務付けられており、登録されていない機体は原則、飛行することができません。

登録されていない機体を飛ばしてしまうと航空法違反(違反した場合、所有者は1年以下の懲役または50万円以下の罰金に処せられます。)になりますので、初めて飛ばす前に必ず機体登録を完了しておきましょう。

ドローンの操縦技術

ドローンでの屋根点検には、静止画を空撮できる技術が必要です。

最新のドローンではプログラム飛行(自動航行)も可能で、屋根点検にはプログラム飛行が屋根全体をムラなく撮影できるので一番使われますが、破損個所をズームして撮影したい、入り組んだ場所を撮影したい、ということもあるために、ドローンを細かく制御できる技術と風や鳥(敵だと思ってつついてくる場合もあります)から回避する技術も必要です。

ドローンでの屋根点検はどんな機体が良いの??

屋根点検に必要な機能
画素数 屋根の不具合が判別できるためには1200万画素以上
ズーム機能 破損個所等のズーム撮影
重量 重量は軽すぎると風に煽られて屋根にぶつかる場合があり、重すぎると地上での運搬が大変
操縦に自信があれば200g台のものでも可能ですが、安定性を重視するならば500g~900g程度がベスト
ジンバル機能 「機体が傾いてもカメラは水平を保つ」という機能

下記に屋根点検にオススメの機体などの記事を書いているので参考にしてみてください。

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ドローンでの屋根点検はどれくらい稼げる??

ドローンでの屋根点検の相場は、エリアや競合状況にもよりますが、1現場あたり5000円~30000円のようです。

撮影自体は30分~1時間程度ですので、近隣の現場でしたら一日で3~4現場も可能です。

実際の収入は屋根修理を自社でやっているか、点検のみを行っているかで変わってきますが、撮影した空撮画像をそのまま納品するのでしたら、平均でも1日あたり4~5万円程度の売り上げが可能です。

ドローンでの屋根点検を学べるドローンスクール3選!!

ドローンでの屋根点検を学べるドローンスクール3つ紹介していきます。

楽天ドローンアカデミー

楽天ドローンアカデミーはドローン事業を展開している楽天グループが運営しているドローンスクールです。

都内最大級の屋内施設をもつ東京校雄大な自然の中でドローンの知識技術を学べるみなかみ校の両校を展開しています。総飛行10,000時間超の講師陣が直接指導し、受講満足度は94.4%。

そして、屋根点検に特化した屋根点検コースもありますので、ドローンでの屋根点検を考えている方にはおすすめです。

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ドローンマスターズスクール

ドローンマスターズスクールは、関東圏トップクラスのコース設定数で、卒業後も安心のアフターフォローがあり、就職・技術・購入の3つのバックアップを行っています。

また、国家資格の「一等無人航空機操縦士講習」も開催しており、資格取得後にはレベル4(有人地帯での目視外飛行)が可能になりますので、ドローンでの屋根点検を考えられている方にはとてもおすすめのドローンスクールです。

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DSCドローンスクール

DSCドローンスクールは、「ドローンが飛行させることができる」ようになるホビー層向けのカリキュラムではなく、「業務で必要な技術習得の場」となるようDSC(一般社団法人ドローン技術社会実装コンソーシアム)により設立されたドローンスクールです。

産業用途別のカリキュラムがあり、実務ノウハウから学び、屋根点検コースでは屋根調査報告書の作成方法の講義もあり、「屋根点検ドローンオペレーター」資格取得も可能です。

 

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